2019年11月11日月曜日

小学校の給食のお話し。



こんにちは、しっつの専務です。

京都市学校歴史博物館に行ってきました。
京都では、明治21869年に、番組小学校とよばれる日本で最初の学区制の小学校がつくられました。




この博物館は、番組小学校の創設に関する資料やさまざまな教材・教具、卒業生が寄贈した美術工芸品などが展示されています。
それらの中で、私が興味を持ったのが、給食のサンプル。

昭和37年のサンプルの右のカップに入っているのが、「脱脂粉乳!!」






「脱脂粉乳」は、牛乳中の脂肪分を除いたあと、乾燥させて粉にしたもので、当時は、それはそれは、マズイ!もので、いくら栄養価が高くでも「かんべんして・・」という代物でした。
その後、昭和45年ぐらいになると、ビン入りの牛乳に変わります。







現在は、パック牛乳で、ごはんも出てくるようになりました。




なお、「脱脂粉乳」は、現在は、「スキムミルク」としてスーパーなどで販売されており、そんなに不味くはないそうです。

 
昔、不味かったのは、「脱脂粉乳」は、戦後の1946年(昭和21年)から1952年(昭和27年)までアメリカから送られてきた支援物資(ララ物資。その後、ユニセフからの援助)であったため、輸送の際に傷んでしまっていたり、原料が粗悪なものであったり、製法が現在と異なっていたために、臭くて不味いものになってしまっていたのが原因だそうです。

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